3. 自分はどうかチェックしてみよう

厚生年金の受給額の実態を眺めてきました。一方で、働き方が多様化する今は、年金受給額の実情だけではなくご自身の年金額を把握することは大切になってきます。

日本年金機構の「ねんきんネット」や毎年の誕生月に届く「年金定期便」などで、将来もらえそうな年金額を知ることができます。

そして年金額を確認できた後に考えていただきたいことが、老後の生活のシュミレーションです。

はたらく世代は、年金中心の生活になる老後はかなり後のことなので考えるのは難しいと思いますが、老後をどんな生活にしたいか、どんなことにお金がかかるかをイメージすることは大事になってきます。

4. 思い描くセカンドライフ実現のために

「イメージをしたけど、おもっていたより年金だけでは足りない」と思う場合、自助努力=資産運用で老後資金を準備していくことが必要です。

例えば、つみたてNISA、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)の制度を活用したり、民間の個人年金保険や投資信託を組み合わせて活用していったりするという手段もあります。

とはいえ、こうした手法にはリスクが伴うのも事実です。まずはご自身のライフプランを見直してみるといいかもしれません。

人生100年時代と言われる今日、老後の期間は人生の相当分を占めることになります。先のことほどイメージするのは難しいですが、ゆとりある老後を過ごすためにはどうすればいいか、ゆっくり考える時間を取ってみることをお勧めします。

参考資料