4. 老後資金をどう準備する?
上記の年金額を見て、老後を不安に思われた方も多いのではないでしょうか。
今後の年金額は減少傾向にあり、さらに物価上昇にも備える必要があります。
老後資金の準備をする資産運用の方法として、以前からよく話題になっているNISAやiDeCoを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
これらは税制優遇を受けながら資産形成をできるメリットがある一方、冒頭に記載したように株価等の変動による元本割れのリスクもあります。
資産運用の選択肢は複数あるため、まずはご自身の老後資金としていくら準備する必要があるかを考えてみましょう。
必要金額や運用期間を何年確保できるのかは、人それぞれ異なります。
運用方法を選ぶ際はメリットだけではなくリスクについても理解した上で、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。
ネットやSNSでは正しい情報もあれば、間違った情報も溢れています。大切な資産運用については、しっかりとご自身で調べてからスタートしましょう。
参考資料
橋本 高志
執筆者
法政大学卒業後、不動産業界にて営業職に従事。その後、プルデンシャル生命保険にて生命保険販売業務に携わる。人生の三大資金である、住宅資金・教育資金・老後資金の相談を得意としており、多くの個人のお客様のお金の問題解決に従事。現在は、金融IT企業にて個人向け資産運用コンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)