2024年7月26日、総務省から公開された「2020年基準 消費者物価指数」によると、前月比で総合指数は0.1%、生鮮食品を除く総合指数は0.3%上昇しています。

引き続き物価高の状況が続いているため、家計への影響は大きくなっています。

2024年5月、総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯」から、地域によって収入や貯蓄額に違いがあることが明らかになりました。

ご自身が住んでいる都道府県やそれ以外の地域の状況も気になるところです。

今回は47都道府県の平均貯蓄額と平均年収をランキング形式でご紹介します。

ご自身の住んでいる地域の平均年収や平均貯蓄額を見ながら、今後の生活の参考にしてく
ださい。

1. 【都道府県別】二人以上の世帯・勤労世帯の平均年収額ランキング上位10位

まずは、都道府県別に集計した二人以上の世帯・勤労世帯の世帯年収額のランキング上位10位をご紹介します。

【写真全3枚中1枚目】二人以上の世帯・勤労世帯の収入ランキング。2枚目以降では、貯蓄額ランキングなどを掲載。

二人以上の世帯・勤労世帯の収入ランキング

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯 都市階級・地方・都道府県庁所在地貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」をもとに筆者作成

  • 1位:東京都:816万円
  • 2位:埼玉県:800万円
  • 3位:神奈川県:766万円
  • 4位:福岡県:732万円
  • 5位:栃木県:720万円
  • 6位:愛知県:706万円
  • 7位:千葉県:703万円
  • 7位:岡山県:703万円
  • 9位:宮城県:672万円
  • 9位:岐阜県:672万円
     
  • 全国平均年収:642万円

平均年収の1位は東京都で816万円でした。

年収の低い都道府県は、青森県で508万円、沖縄県で514万円でした。

1位の東京都と比べると、約300万円の差があります。

次の章では、都道府県別の貯蓄額の現状について詳しくみていきましょう。