秋には年金生活者へ追加給付金も?【年代別の年金一覧表】60歳代・70歳代・80歳代「国民年金と厚生年金」平均月額を知る
棒グラフでわかる「年金額」の個人格差
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2019年10月から年金生活者支援給付金制度が始まりました。
対象となるのは、老齢・障害・遺族基礎年金を受給していて、年金所得が一定以下となる方です。
既に受給している方は手続きが不要ですが、新たに支給対象となる方は、今年の9月頃から順次請求書が日本年金機構から送付されます。
手続きが完了した翌月からの支給となるため、対象者は早めに手続きするとよいでしょう。
また、今年の6月21日に岸田総理が物価上昇に伴い、「年金世帯」と「低所得世帯」に対し、追加給付金を検討すると発表しました。
今回は老後生活の主軸となる「国民年金&厚生年金」について、60歳代・70歳代・80歳代の平均月額はどのくらいなのか見ていきます。
記事の後半では「国民年金・厚生年金の仕組み」をわかりやすく解説します。
1. 【年金一覧表】国民年金「60歳代・70歳代・80歳代」の平均月額を1歳刻みでチェック
早速、年代別の年金額を見ていきます。
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」がありますが、自営業者や専業主婦・専業主夫など、厚生年金に加入したことがない人が受け取る「国民年金」の平均月額から紹介します。
1.1 国民年金の平均月額(60歳~69歳)
- 60歳:国民年金4万2616円
- 61歳:国民年金4万420円
- 62歳:国民年金4万2513円
- 63歳:国民年金4万3711円
- 64歳:国民年金4万4352円
- 65歳:国民年金5万8070円
- 66歳:国民年金5万8012円
- 67歳:国民年金5万7924円
- 68歳:国民年金5万7722円
- 69歳:国民年金5万7515円
執筆者
シトラスコミュニティ短期大学経済学部・ワシントン州立大学人類学部卒業後、株式会社ニトリへ入社。接客、数値管理のノウハウを学ぶ。その後、ジブラルタ生命保険株式会社、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社し約2000世帯の相談に携わる。自身の経験からも保障と貯蓄のバランスを重視している。現在は個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、TLC(トータルライフコンサルタント)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)