【老後の盲点】厚生年金・国民年金で気をつけたい「落とし穴」4つ
繰下げ受給の「落とし穴」も解説
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8月は2ヶ月ぶりの年金支給月でした。
年金が毎月の生活費の大部分を占める年金生活者の方も多いでしょう。
年金が支給される際、支給額から社会保険や税金が天引きされています。
支給金額が額面金額と差異があることに疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。
年金の支給には会社勤めで給与を受け取っていた頃と同様に、天引きという「落とし穴」があることを知っておきましょう。
この記事では国民年金・厚生年金で気をつけたいポイントを3つ紹介します。
また、繰下げ受給の仕組みについても紹介しているので、検討している方は参考にしてください。
1. 【年金の落とし穴:1】年金は「額面どおり」振り込まれない
年金は額面どおりに振り込まれず、天引きされた金額が振り込まれます。
年金から天引きされるお金は4種類です。
- 個人住民税
- 所得税および復興特別所得税
- 介護保険料
- 健康保険料
それぞれの内容を次の章で見ていきましょう。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ
LIMO編集部記者/金融ライター
1996年生まれ。千葉県出身。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。早稲田大学文化構想学部在学中から、まだネガティブなイメージで語られることの多かった「独身女性」が、実際には豊かなくらしを謳歌する「おひとりさま」であると謳う女性サイト編集に従事。
大学卒業後、株式会社良品計画で東京都内店舗の運営・勤務を経て、ライターおよび編集者として活動。女性のライフスタイルや意識調査と、日本年金機構や総務省統計局「家計調査」など公的資料・統計を絡めた記事作成が得意。ビジネス誌『PRESIDENT』、日本経済新聞「xwoman doors」など、紙からウェブまで様々な媒体にて取材・執筆を重ねる。
現在は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、最新データから読み解く財政事情や資産運用、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金、貯蓄、NISAなどのテーマを中心に編集・執筆。趣味は散歩。(2024年6月28日更新)