直近の年金支給日は8月15日でした。

年金受給者のシニア世代にとっては、生活費にかかる収入の大半を占める方が多いのではないでしょうか。

また、現役世代の方は目まぐるしい生活の中で年金について考えることは少ないでしょう。

しかし、年金の受給額がどのくらいかを知っておくことは将来を考えるうえで必要です。

特に働き方で受給する年金は異なるため、混同しないことが重要になります。

本記事では、厚生年金と国民年金の受給する平均額を1歳刻みで細かく確認します。

ご自身が受給する金額を把握して今後の将来設計の参考にしてください。

1. 厚生年金と国民年金の違い

厚生年金と国民年金の対象者が異なることは、よく知られています。

表にするとさまざまな項目で内容が異なることがわかるでしょう。

【写真全5枚中1枚目】厚生年金・国民年金の概要。2枚目以降では、年齢別の平均年金受給額などを掲載。

厚生年金・国民年金の概要

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」をもとに筆者作成

国民年金の受給者は付加年金やiDeCoを利用することで、将来の年金受給額を増やすことが可能です。

次の章では厚生年金と国民年金の平均額を「1歳刻み」で比較して見ていきます。