1. 【2024年度の年金額】国民年金と厚生年金はいくらか
厚生労働省が公表する、2024年度の年金額の例を見ていきます。
1.1 令和6年度の年金額の例(国民年金と厚生年金):月額(前年度比)
- 国民年金(満額):6万8000円(+1750円)
- 昭和31年4月1日以前生まれの方は月額 6万7808 円(+1758 円)
- 厚生年金※:23万483円(+6001円)
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」。
2024年度は物価高を考慮し、前年より2.7%のプラス改定となりました。国民年金の場合、月額+1750円増え、満額は6万8000円です。
厚生年金の標準的な夫婦世帯では、23万483円(夫の老齢厚生年金と、夫婦の老齢基礎年金の合計額)。こちら約6000円増えています。
この年金額は、6月に支給された「2024年4月・5月分」の年金から適用されています。
1.2 【豆知識】年金支給日は2カ月に一度
公的年金の支給は、偶数月の15日(※)。2カ月に一度、前月までの2カ月分が支給されます。
現役時代の給料日はひと月に1度でしたが、リタイヤ後の年金支給は2カ月に一度。家計管理のリズムをつかむまでにやや大変かな?と感じた方もいるでしょう。
ちなみに、直近の年金支給日は2024年8月15日(金)でした。年内は、10月15日(火)に8月・9月分が、12月13日(金)に10月・11月分が支給されます。