誰もが聞いたことがある「年金」という言葉。
年金とは一般的に65歳から国から支給されるお金のことであり、高齢者にとっては大きな収入源の一つです。
皆さんは年金がいつ支給されるかをご存知でしょうか。
直近の年金支給日は2024年8月15日でしたが、基本的に「年金支給日」は偶数月の15日と決まっています。タイトルにもある通り、次の支給日は10月15日です。
年金は私たちが普段、労働の対価として受け取る給料とは支給タイミングが異なります。
年金は2ヶ月分まとめて支給される仕組みになっているため、計画的に使っていく必要があります。
本記事では年金にフォーカスをし、年金の仕組みや「厚生年金・国民年金の平均受給額」などについて解説をしていきます。
1. 公的年金制度「国民年金と厚生年金」の仕組みとは?
日本の公的年金制度「国民年金」と「厚生年金」の仕組みを知っておくのは、老後の生活を見据える上でとても大切です。
日本の年金制度は、ざっくり言うと「2階建て」の構造になっています。
1階部分が国民年金、そして2階部分が厚生年金にあたります。
1.1 国民年金(1階部分:基礎年金)
国民年金は、20歳以上60歳未満の人が全員加入する義務があるもので、言わば老後の土台部分です。
保険料はみんな同じ金額で、納めた期間に応じて将来もらえる年金額が決まります。
1.2 厚生年金(2階部分)
厚生年金は、サラリーマンや公務員が加入するもので、1階の国民年金にプラスされる部分です。
収入に応じて保険料が変わり、納めた金額や期間に応じて将来の年金額が決まります。
基本的には、収入が高ければ高いほどもらえる年金も増えます。
現役時代の働き方によって、「1階建て」か「2階建て」になるかが決まることになります。
老後にどれだけ年金を受け取れるかは、その人が現役時代にどんな仕事をしていたかで変わってくることになります。
2. 2024年「年金支給日」カレンダーをチェック
次に知っておきたいのが年金支給日です。
公的年金は2ヶ月に1回、偶数月の15日に支給される仕組みになっています。ただし、15日が土日や祝日なら、その前の平日が支給日になります。
年金支給日:支給対象月
- 2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分
- 2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分
- 2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分
- 2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分
- 2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分
例えば、2024年4月15日には2月と3月分がまとめて支給されます。
現役の時は毎月給料が振り込まれるのが普通ですが、年金生活になると2ヶ月分が一気に振り込まれるので、毎月の家計管理は工夫が必要となるでしょう。
この仕組みをしっかり理解して、老後も安心して過ごせるようにしたいですね。