SUBARUなど自動車株が相次ぎ安値更新! 日経平均株価は続落

【東京株式市場】 2018年7月3日

株式市場の振り返り-日経平均株価は続落、一時▲237円安もその後切り返す

2018年7月3日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,785円(▲26円、▲0.1%) 続落
  • TOPIX 1,692.8(▲2.4、▲0.2%) 続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,044.2(▲11.6、▲1.1%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:486、値下がり銘柄数:1,541、変わらず:69
  • 値上がり業種数12、値下がり業種数:21
  • 年初来高値更新銘柄数:9、年初来安値更新銘柄数:435

東証1部の出来高は14億8,426万株、売買代金は2兆5,298億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。特段目新しいニュースはなかったものの、引き続き米国トランプ政権による貿易摩擦懸念が残る中、前日の大幅下落を受けた買い戻しが優勢となりました。

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一方で、中国株式市場の大幅下落を受けた不安定な相場を嫌気した様子見スタンスも強く、売買代金は2兆5,000億円を上回る程度の増加に止まっています。

そのような中、日経平均株価は乱高下に近いような荒い値動きとなりました。

NY市場の上昇を好感して前場の半ばには一時+115円高まで反発するスタートとなりました。しかし、そこから一転して前日同様の急落が始まり、後場の半ばには一時▲237円安まで下落します。ところが、このまま連日の大幅安と思われた途端に反発し、最後は小幅安まで切り返して引けています。

日中の値幅(高値と安値の差)は約353円となるなど、荒い動きだったと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりました。ただ、東証1部で年初来安値を更新した銘柄数が435に上るなど、下値不安が解消されたとは言えないようです。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は連日で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は4,423万株、売買代金は1,007億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。メルカリ(4385)やZUU(4387)などの売買代金が全体を牽引する傾向は終わりましたが、大型株市場のような買い戻しの動きは少なく、やや盛り上がりに欠けた商いとなったようです。

また、総合指数も続落となり、取引時間中には年初来安値を更新しました。1,100ポイント回復が遠のくだけでなく、1,000ポイント割れも懸念される状況に変わりはないようです。

ファナックやキヤノンが年初来安値を更新、前日逆行高のソフトバンクGは続伸

個別銘柄では、ファナック(6954)やキヤノン(7751)が大幅安となって年初来安値を更新し、東京エレクトロン(8035)やダイキン工業(6367)も値を下げました。

また、自動車株が連日で大きく売られ、日産自動車(7201)、いすゞ自動車(7202)、SUBARU(7270)、デンソー(6902)、ブリヂストン(5108)などが年初来安値更新となっています。なお、ホンダ(7267)も安値更新となりましたが、その後に買い戻されて終値は上昇しました。

その他では、貿易摩擦問題の影響が大きい新日鐵住金(5401)など鉄鋼株が軒並み安値を付け、三菱マテリアル(5711)も同じく安値更新となりました。

一方、ソフトバンクグループ(9984)が続伸となり、富士通(6702)やTDK(6762)が大幅高となりました。

また、任天堂(7974)が堅調に推移し、野村ホールディングス(8604)は安値更新後に買い戻されて終値は上昇しています。

新興市場では、大幅下落となる銘柄が相次ぐ中、ZUU(4387)が連日の爆騰で高値更新となり、シェアリングテクノロジー(3989)は値を飛ばして一時ストップ高となりました。一方、そーせいグループ(4565)が大幅安となって連日の年初来安値更新となり、メルカリ(4385)は小幅安で引けています。

青山 諭志

ニュースレター

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。