2. 同じ条件で25枚の1000円札を引き出してみることに…
2024年7月3日から発行開始された新紙幣。1万円札の肖像は「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、5000円札は津田塾大学の創立者として知られる教育家の津田梅子。そして1000円札は、世界初の破傷風菌の純粋培養に成功した細菌学者の北里柴三郎です。
北里柴三郎が肖像の1000円札の前は、2004年11月から発行開始された野口英世が肖像の1000円札。その前は、夏目漱石が肖像の1000円札なのです。
夏目漱石が肖像の1000円札は17年前に発行停止となっていますが、ATMで引き出すことはできるのでしょうか。そこで筆者が、近所のATMで25枚の1000円札を引き出すことに。
新札出るかなーと思って地元のATMで1000円に両替して引き出したら全部夏目漱石のピン札で25枚吐き出して来たんだけどなんなんだよwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/L66KbPpN8W
— まと (@matocorne203) August 2, 2024
3. 25枚の1000円札を引き出した結果に目を疑う
筆者の自宅から近いATMまで足を運び、2万5000円を「千円札に両替」に選択して引き出すことに。
お金を引き出した直後、異変に気がつきます。すべて1000円札に両替としたはずが、なぜか1万円札が…。もしかすると、ATMの1000円札不足だったのかもしれません。
気になる結果は、野口英世が肖像の1000円札が15枚と、福沢諭吉が肖像の1万円札が1枚の計16枚。夏目漱石はおろか、新紙幣にも出会うことはできませんでした。
いかがでしょうか。今回は「ATMで両替した1000円札」について紹介しました。
ちなみにですが、日本銀行によると2023年の大晦日、家庭や企業、金融機関などで年越ししたお札は、合計で124.6兆円。このお札を積み重ねると約1854kmとなり、富士山の約491倍の高さに達するそうです。
参考資料
小野田 裕太