過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2021年8月11日) |
はたらく世代のみなさん、老後のイメージはできていますか?
一生懸命働いた後、老後は悠々自適に過ごしたいもの。
楽しく過ごしたい老後ですが、働く世代と圧倒的な違いは収入源です。
老後の収入源は、公的年金が主になってきます。はたらく世代のみなさんは、ご自身が将来受け取る年金額の目安を把握されていますか?
今のシニア層が受け取っている年金の受給額を把握すれば、将来いくらもらえそうかを判断するひとつの材料になりそうです。
そこで本日は証券会社に約20年間、個人のお客様に資産運用のアドバイスをし、現在はFPの資格を持ちながらファイナンシャルアドバイスをしている私から、今の国民年金と厚生年金の受給額の実情をおはなしさせていただきます。
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1. 国民年金 男女別でみると
自営業・フリーランス(第1号被保険者)や専業主婦など(第3号被保険者)は国民年金を受け取ります。
2020年12月に厚生労働省年金局が公表した「令和元年(20219年)度厚生年金・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均年金月額は5万5946円でした。
そのうち男性が5万8866円、女性が5万3699円となっています。男女差は5167円となっています。
いずれにしても男女ともに5万円台、ひと月の生活費をまかなうと考えると非常に厳しいと感じた方は多いでしょう。