2. 65歳以上の貯蓄平均と中央値はいくらか
日本では、高齢者の所得は低い傾向にある一方、貯蓄高は多い傾向にあります。
例えば、以下は総務省の家計調査報告による、貯蓄現在高と負債現在高の世帯主年代別のグラフです。
- 平均:貯蓄現在高1904万円、負債現在高655万円
- 40歳未満:貯蓄現在高782万円、負債現在高1757万円
- 40~49歳:貯蓄現在高1208万円、負債現在高1388万円
- 50~59歳:貯蓄現在高1705万円、負債現在高715万円
- 60~69歳:貯蓄現在高2432万円、負債現在高201万円
- 70歳以上:貯蓄現在高2503万円、負債現在高78万円
住宅ローンなどの影響もあり、40歳未満や40~49歳は貯蓄に対して負債が大きくなっています。
50歳以降では負債より貯蓄が多くなり、また70歳以上では貯蓄現在高の平均が2503万円になるなど、年齢が高くなるほど貯蓄高も高くなっていることが分かります。