2. ワンルームマンション投資のメリット
ワンルームマンション投資には、どのようなメリットがあるのでしょうか。ワンルームマンション投資のメリットについて説明します。
2.1 一棟アパートや戸建て住宅よりも少額で購入できる
ワンルームマンションは、一棟アパートや戸建て住宅よりも少額で購入できる点が大きなメリットです。
一棟アパートや戸建て住宅の価格は通常数1000万円以上となります。都心部や人気のあるエリアでは、1億円を超える物件も珍しくありません。
高額な物件は費用面の負担が大きく、失敗したとき資金繰りが悪化するリスクがあります。
一方、ワンルームマンションは数千万円で購入でき、安い物件なら数百万円から手に入ることもあります。少額で購入できるため、万が一失敗した場合のリスクも抑えられます。
不動産投資の初心者にとってワンルームマンションは魅力的な選択肢となるでしょう。
2.2 賃貸需要が高く入居者が見つかりやすい
都心部には独身の社会人や一人暮らしの若者が多く、ワンルームマンションの需要が高い傾向にあります。
統計省統計局「2023年春の東京都の転入超過の状況」によると、東京都の転入超過の中心は 15〜29歳で、進学や就職を機に転入してくると考えられます。
単身者が居住用の物件を購入することは稀であり、賃貸のワンルームマンションに住むケースが一般的です。
都心部のワンルームマンションを運用すれば、入居者が見つかりやすく、安定した家賃収入が見込めます。
賃貸需要が高い地域の物件は、資産価値が上がりやすく、物件を売却すれば利益が得られる可能性もあるでしょう。
2.3 物件を管理しやすい
ワンルームマンションは、共用部の管理が不要で物件を管理しやすいメリットがあります。
一般的に区分所有マンションでは、共用部の掃除や点検といったマンション管理業務を管理会社に委託しています。
物件のオーナーが毎月支払う管理費や修繕積立金から、管理会社への手数料が賄われます。
一方、一棟アパートや戸建て住宅の場合は、建物全体の管理が必要です。管理会社に委託することもできますが、建物や設備が劣化した場合、修繕費はオーナーが負担します。
とくにエレベーターなどの機械にかかる修理費・メンテナンス代は高額になりやすく、費用負担が大きくなります。
ワンルームマンション投資なら、物件管理の手間がかからないため、副業で不動産投資に取り組む人でも安心です。
次の章では、ワンルームマンション投資のデメリットについて解説します。