5. 老後に向けてできる対策は?

本記事では、年金生活世帯の平均年金月額を確認しました。

年金暮らしの実態を把握したうえで、次に「自分が将来どれくらい受給できるのか」も確認しておきましょう。

年金見込受給額は、毎年の誕生月に送付される「ねんきん定期便」で確認できます。

特に、50歳以降の方はしっかりとチェックしておきましょう。

40歳代までは「これまでの加入実績に応じた年金額」ですが、50歳以降は「年金見込額」が記載されるようになります。

それによって、自分自身の年金受給額が一気にリアルなものになります。理想の老後生活を送るために、どれくらいの老後資金を準備をすればいいのか、ある程度はっきりしてくるでしょう。

しかし、年金受給額の見込みがわかってから老後の対策を始めるのでは少々遅いかもしれません。

お金はあるに越したことはありません。思い立ったその時から老後に向けた準備を始めるのが理想だといえます。

生活費の削減をして貯蓄に回す金額を増やすのも一つの方法ですが、時間をかけて効率よくお金を増やす「資産運用」も検討してみましょう。

参考資料

荻野 樹