5. 老齢年金受給者の半数以上「年金だけでは生活が難しい」現実
厚生労働省が発表した「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、なんと半数以上の老齢年金受給者が年金だけで生活するのが難しいという結果が出ています。
実際、年金だけで生活できている家庭は全体の41.7%にとどまっています。
残りの多くの方々は、年金だけでは足りず、他の収入源が必要というわけです。
さらに、今年は5年ごとに行われる年金財政検証も実施されました。この検証によると、今後は年金の支給水準が現在よりも低くなる可能性が高いとのこと。
つまり、将来の高齢者世帯も年金だけで生活するのはますます難しくなるかもしれません。
こんな状況だからこそ、今のうちにしっかりと老後の資金を準備しておくことが重要です。
年金だけに頼らず、自分自身での対策を考え、安心できる老後生活を目指しましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
齊藤 慧