2.1 65歳以上の夫婦無職世帯の平均収支
- 実収入:24万4580円
- うち社会保障給付:21万8441円
- 非消費支出:3万1538円
- 可処分所得:21万3042円
- 消費支出:25万959円
- 収支:▲3万7916円
2.2 65歳以上の単身無職世帯の平均収支
- 実収入:12万6905円
- うち社会保障給付:11万8230円
- 非消費支出:1万2243円
- 可処分所得:11万4663円
- 消費支出:14万5430円
- 収支:▲3万768円
どちらの世帯でも、平均3万円以上の赤字となっていることがわかります。
65歳以降を「老後」とし、平均寿命まで生きるとすれば、男性の老後生活は約16年間、女性の老後生活は約22年間です。
例えば、平均寿命まで毎月3万768円の赤字が継続する場合、16年間で約590万円の赤字、22年間で約812万円の赤字となります。
当然、家計収支には世帯差があるので、「貯蓄が○○万円あれば足りる」とは断言できませんが、昨今の物価高や税負担の増加、年金不安などを加味すれば、十分な老後資金を準備しておく必要性は高いといえます。
続いて、老後の主な収入源となる公的年金の平均受給額も見てみましょう。