1.3 単身・50歳代の場合
単身・50歳代の平均貯蓄額は1391万円、中央値は80万円です。
平均値と中央値の乖離は、40歳代よりもさらに大きくなりました。
1.4 50歳代・単身世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:38.3%
- 100万円未満:11.2%
- 100~200万円未満:5.2%
- 200~300万円未満:2.7%
- 300~400万円未満:3.6%
- 400~500万円未満:3.8%
- 500~700万円未満:4.6%
- 700~1000万円未満:5.5%
- 1000~1500万円未満:4.9%
- 1500~2000万円未満:4.1%
- 2000~3000万円未満:4.4%
- 3000万円以上:9.3%
- 平均:1391万円
- 中央値:80万円
金融資産が1000万円以上ある世帯が22.7%を占め、ある程度まとまった貯蓄ができていることが分かります。
その一方で金融資産非保有も38%を占め、40歳代における割合とそれほど変わりません。
就職氷河期世代では、年齢を重ねても資産を一向に形成できない層、順調に形成できている層の二極化が進んでいることが伺えます。
次の章では、老後に向けた資産形成の具体的なポイントについて解説します。