2018年6月4日に行われた、アイ・ケイ・ケイ株式会社2018年10月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:アイ・ケイ・ケイ株式会社 代表取締役社長 金子和斗志 氏

2018年10月期 第2四半期決算の総括(連結)

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金子和斗志氏(以下、金子):あらためておはようございます。アイ・ケイ・ケイ株式会社の金子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは2018年10月期第2四半期決算説明、それと2018年10月期通期連結業績見通しのお話を差し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

まず2ページをご覧ください。

新規出店の稼働開始にともない、売上高は堅調に推移し、利益計画はおおむね計画どおりに進捗しました。

売上高は過去最高、91億6,000万円でございます。前年同期比7.3パーセント増、計画比0.2パーセント減でございます。

ポイントは2つございます。新規出店である岡崎支店および大阪支店の稼働が寄与し、売上高は堅調に推移しました。施行単価は399万円で前年同期比12万円増と、好調を維持しております。

営業利益は5億1,200万円。前年同期比27.2パーセント減、計画比2.4パーセント減です。これは、既存店の施行組数の減少および新規出店にともなう先行費用の発生と人件費の増加等により、減益しました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は3億4,500万円。前年同期比42.9パーセント減、計画比1.8パーセント増でございます。

ポイントは2つございます。スイート ヴィラ ガーデン福岡東店の退店にともなう減損損失が1億2,700万円。岡崎支店の出店にともなう、都市機能立地支援事業の補助金収入が1億3,500万円です。都市機能立地支援事業は、国からの支援の1つでございまして、都市機能誘導区域内に、生活に必要な都市機能有数施設を民間が建設した際に、与えられる補助金でございます。多くの市民の方に広くご利用いただけるもの等が、対象となります。いわゆる対象部分としまして、イベントホールとか多目的ホール、マーケットがアイ・ケイ・ケイの補助金ということで、工事費の一部を補助金として支給を受けました。

次に、受注残組数ですが、2018年4月末は4,018組。前年同期比12.5パーセント増でございます。

2018年10月期 第2四半期決算概況(連結)

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次、3ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

2018年10月期第2四半期決算概況(連結)でございます。

先ほどもお話ししましたが、売上高は91億6,000万円。婚礼事業が87億7,400万円。葬儀事業が1億4,300万円。介護事業が2億4,600万円。

売上総利益が49億6,200万円。販管費が44億5,000万円。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少しております。

売上高の推移

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4ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

4ページ(の売上高について)も通期計画比で第2四半期実績進捗率は45.8パーセントと、順調に推移をいたしております。

売上高の推移(四半期毎)

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5ページも(四半期毎の)売上高の推移でございます。

岡崎支店と大阪支店の稼働が寄与し、前年同期比で、大幅に売上を伸ばしております。

婚礼事業の状況

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それでは6ページをご覧ください。

婚礼事業の売上高は87億7,400万円で、プラス6億100万円です。国内店舗数が2つ増えまして、海外店舗数が1つ増えました。施行組数が2,157組で98組増、国内が56組増、海外が42組増でございます。

受注組数がプラス254組、受注残組数がプラス448組、施行単価がプラス12万円です。この受注組数でございますが、既存店がマイナス39組、新店がプラス224組、インドネシアが69組増となりました。新店である岡崎支店と大阪支店ともに好調でございますので、既存店も業績の維持と施行率の回復を図ってまいります。

続きまして、受注残組数ですが、前期比プラス448組。これは、既存店がマイナス23組、新店がプラス370組、海外がプラス101組で推移いたしております。

最後に施行単価でございますが、前期比12万円増の399万円となっております。前回の決算の説明会でもお伝えした取り組みが、結果に結びついていると考えています。

引き続き顧客満足を高めることで、結果として好調単価を維持できるように取り組んでまいります。

施行組数の推移(四半期毎)

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続きまして、7ページの四半期ごとの施行組数推移は、ご覧のとおりでございます。

今期の施行組数の確保に向けて、来期の顧客獲得のバランスを図りながら受注を取っております。来期の目標件数も、きちんとバランスを取りながら進めております。

受注組数の推移(四半期毎)

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8ページをご覧ください。

受注組数の推移でございます。四半期ごとの数字を出させていただいてます。現在も足元の成約率は、引き続き好調を維持しております。営業担当の集合研修などをブラッシュアップしながら行っていき、さまざまな人材育成策を実施しながら、今後も高い成約率を維持できるように努めてまいります。

営業利益の推移(四半期毎)

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続きまして、9ページをご覧ください。

9ページの営業利益の推移につきましては、冒頭にご説明申し上げましたとおりでございます。

既存店の施行組数の減少による影響額や、大阪支店の開業にともなう先行費用と人件費の販管費の増加により、第1四半期は大きく減少しておりますが、その影響が緩和された第2四半期においては、利益を前年同期比で伸ばしております。おおむね計画どおりに推移していると、ご理解をいただきたいと考えております。

売上総利益・営業利益・経常利益の推移

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10ページをご覧ください。

10ページの売上総利益・販管費は、先ほど申し上げましたとおり、既存店の組数減少と、新規出店にともなう先行費用の発生等で、売上高販管費率が48.6パーセントです。

そして、営業利益・経常利益も、今は(営業利益率は)5.6パーセントでございますが、10パーセントを目標として推移させていただいております。

貸借対照表の概要(連結)

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11ページをご覧ください。

貸借対照表の概要ですが、こちらも前年同期と同じような推移をしております。

財務の状況

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12ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

自己資本比率は54.7パーセントで、有利子負債依存度も21.9パーセントということで、負債も着実に減少しております。

キャッシュ・フローの状況(連結)

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13ページはキャッシュ・フローの状況でございます。

後ほどご覧いただければ幸いでございます。

2018年10月期 業績見通しのポイント

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2018年10月期通期連結業績見通しのお話をさせていただきます。

新規店舗の稼働開始により、増収増益を見込んでおります。 店舗数の増加を背景に7期連続の増収(を見込み)、海外事業も本格稼働をさせていただきます。

売上高は200億500万円で、前期比10.1パーセント増です。ポイントは2つございます。

新規店舗の岡崎支店が通期で、大阪支店が12月から稼働開始することで増収を見込んでおります。受注も予約状況も、順調に推移いたしております。

ポイントの2つ目でございます。国内婚礼事業において、施行組数は前期比336組増の4,720組、施行単価は前期比プラス4万8,000円の393万1,000円を計画していますが、現在は399万円で、前年よりも12万円増です。計画よりも、現在は5万9,000円の単価アップです。

この単価アップの要因は、明確に2つです。1つは付帯単価、2つ目は施行単価です。付帯単価は写真の分のプラス。それと、値引きを制限しております。衣装単価もきちんとさせていただいております。

営業利益は20億500万円で、前期比10.1パーセント増です。ポイントは2つございます。国内婚礼事業において、新規店舗の稼働開始により増益を見込んでおります。それが約2億5,000万円です。

2つ目に、海外婚礼事業は通期稼働を開始も、現地ウェディングのノウハウを蓄積する段階で利益寄与はせず、営業損失を約5,000万円ほど見込んでおります。

親会社株主に帰属する当期純利益は12億9,000万円。前期比2.2パーセント減でございます。昨年度の信託型従業員持株インセンティブ・プラン終了による影響がなくなることにより、減益を見込んでおります。

2018年10月期 業績見通し(連結)

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16ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

先ほどのご説明を重なるところがありますけれども、売上高、売上総利益、販管費、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、1株当たり当期純利益は、このようにさせていただいております。

葬儀事業も介護事業も、順調に推移いたしております。介護事業も今のところは、満床状態が続いております。

売上高・営業利益・経常利益の見通し(連結)

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17ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

売上高・バンケット数の推移と、営業利益・経常利益・営業利益率でございます。我々は、営業利益率で10パーセントを目標にしております。それを実現できる施策で取り組んでおります。

出店計画・施行組数、設備投資・減価償却費の見通し

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次に、18ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

設備投資でございますが、今期は今のところ、予定では3億9,500万円の設備投資を考えています。これは主に、衣装の購入や大阪支店の設備投資によるものでございます。

次の出店は検討中でございます。

配当計画

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19ページをご覧いただいてよろしいでしょうか。

2018年10月期は、年12円の配当を計画しております。配当性向は20パーセントから30パーセントと考えています。今回は配当性向27.4パーセントです。

Topics①

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20ページは、未来に(向けた)優秀な人財の確保のために、何をやっているかについてのご説明です。

就職企業人気ランキングで、第1位に選出されました。優秀な人財の確保に貢献していると思ってます。

マイナビ・日経 九州・沖縄エリアでは、2019年卒就職企業ランキングで第1位を獲得しました。業種別就職企業人気ランキングでも、全国で第1位を獲得しています。2018年4月には、IKKグループにおいて新卒大学生が132名入社をしております。

(スライド記載の)左側(の表)は、本社所在地域別就職企業人気ランキングでございます。九州の素晴らしい企業様がいらっしゃいますけども、その中での1位は非常に名誉だと思っています。こういう優秀な企業様と連協しながら、一緒にやらせていただければ幸いだなと思ってます。

(スライド右側の表の)業種別就職企業人気ランキングでも、上位10社のなかで、IKKは1位です。OB・OGへの会社訪問などで、社風とか、そういうものをきちんと研究されての評価だと、我々は考えております。

Topics②

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21ページです。再生型婚礼施設の福岡東店を、中長期的な施設運営の観点から閉鎖いたします。

営業エリアの環境変化により、2018年10月期以降は採算の確保が困難な見通しで、人財という人的資源を他施設に注力することが、全社的な利益体制の向上に寄与すると判断しました。2018年10月期の連結業績に与える影響は、減損損失以外は軽微の見込みです。

ショッピングモールの中に立地していた再生型だったのですが、ショッピングモール自体の力が落ちてきたときに、全体の力が落ちてくるなということを確認させられました。我々の店舗だけが、努力して再生できる問題ではありません。周辺の地盤、周辺の力は、多大な影響を与えると、我々は考えております。そのため、早期の閉鎖を決めました。

2018年10月期の取り組み

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次に、2018年10月期の取り組みです。

1つ目が、大阪府大阪市に新規店舗を出店。2つ目が、既存店のクオリティ強化のためのリニューアルを実施。3つ目が、インドネシアでウェディングサービスの提供を開始。

2018年10月期の取り組み①

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まず、1番でございます。

大阪府大阪市に新規店舗を出店します。大阪城公園の敷地を利用した、「大阪城公園パークマネジメント事業」の指定管理事業者より選定を受け、出店します。関西地方初の出店で、周辺の自然環境と調和した施設設計のノウハウを生かしております。

大阪城公園から30秒から1分ぐらいで着きまして、大阪城と緑が見えます。多目的ホールのチャペルに入ると、左側は鬱蒼とした緑、前も緑。その間に、チャペルから大阪城が見えます。バンケットから綺麗に大阪城が見えるという素晴らしい立地に建っておりますので、順調に予約状況も推移をいたしております。

2018年10月期の取り組み②

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25ページをご覧ください。既存店のクオリティ強化のためのリニューアルを実施してます。ララシャンス迎賓館高知、ララシャンスベルアミー福井支店、ララシャンス太陽の丘金沢支店です。

投資効果をきちんと見極めながら、時代の変化に合わせ大型のマルチビジョンの導入をしました。ウェディングは映像が非常に大事になってきましたので、映像のレベルを最先端に上げようということです。その他既存店リニューアルも投資計画に基づき、順次実施していく予定でございます。

2018年10月期の取り組み③

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26ページをご覧ください。インドネシアでウェディングサービスの提供を開始しました。インドネシアの首都ジャカルタで、2017年2月から婚礼の受注活動を開始します。現地顧客を対象とした婚礼事業を展開しております。

(オフィスビル「Menara Mandiri」の)9階と10階をレンタルさせていただいています。延床面積は9階が1,035平米、10階が1,360平米です。テラスも(会場とは)別に418平米と466平米のものがございまして、非常に大人数のお客様の予約をいただいております。日本のウェディング企業が進出したことで、SNSでも話題にもなっています。今後大きく貢献できると思って、期待しております。

以上、簡単ではございますが、説明させていただきました。ご清聴誠にありがとうございます。

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