6. 老後に向けて備えておきたいお金を考える

65歳以上の夫婦世帯の生活について確認しましたが、理想の老後生活を実現できそうでしょうか。

いずれにしても、老後に向けた準備は早いに越したことはありません。

今後、計画的に資金を積み上げていくためには、効率の良い運用と万が一の時の保障を備えておくことが大切です。

運用についてはNISAやiDeCoなど効率よくお金を貯めるための制度を活用していきましょう。運用するとなると元本割れのリスクを伴いますが、小額からコツコツ長期的に続けることでリスクを抑えることができます。

保障に関しては突発的な出費に備えることにつながります。資金計画を作る中で前提となる条件は、健康で安定した収入があることです。

いつ何が起こるのかは誰も分からないので、考えうる保障を備えておくことで計画的に老後資金を貯めることができます。

これらの運用と保障はバランスよく取り入れることが大切です。どちらか一方に偏るのではなく、無理のない範囲で考えていきましょう。

参考資料

川勝 隆登