2. 日本でも増加する富裕層。約3%が富裕層って本当?

近年日本でも増加傾向にあるといわれる富裕層ですが、どの程度の割合で存在しているのでしょうか。

野村総研の調査結果を基に見ていきましょう。

「超富裕層」「富裕層」の合計は148万5000世帯で、資産額は364兆円となりました。

その割合は世帯ベースで日本の総世帯の約3%、資産額で見ると、総資産の約22.3%を占めていることがわかります。

少しずつ増加している富裕層ですが、私たちが富裕層の仲間入りを果たすことは可能なのでしょうか。

次章からは富裕層に近づくための「資産を増やす工夫」について考えていきます。

3. 富裕層に近づくための3つのステップ

ここでは富裕層に近づくことを、資産を増やすことと定義して、今からでもできる工夫を見ていきましょう。

3.1 支出を見直す

貯蓄を検討する際、多くの人は収入から支出を差し引いて余った資金を貯蓄します。

しかし、効率的に貯蓄するには収入を増やすか、支出を減らす必要があります。特に、毎月必ずかかる固定費の見直しが重要です。

まず、加入している保険の保障内容を確認し、必要以上の保険に加入していないかをチェックしましょう。また、携帯代が高くなっていないかも確認し、プランを見直すのも効果的。

さらに、使っていないサブスクリプションサービスを見直すことも節約の一環です。不要なサブスクリプションはすぐに解約し、毎月の支出を減らしましょう。これに加えて、通販サイトの定期配送やクレジットカードの分割払い設定など、知らず知らずのうちに解除もれしているサービスがないかもあわせて確認しておくのがおすすめです。

これらの見直しを行うことで、無駄な支出を削減し、貯蓄を増やすことができます。貯蓄は日々の小さな節約の積み重ねが大切です。しっかりと固定費を見直し、計画的に貯蓄を進めましょう。