彼女は、自分にとって有益なものはとことん使うのがポイントだといいます。たとえば、年会費無料のゴールドカードで還元率の高さをうまく利用していますし、フリマアプリも活用。

お金がかかりやすい洋服については、ほとんど店頭で買うことはなく、購入はフリマアプリか割安なネット通販で購入します。毎月の洋服にかける金額を決めているので、その枠の中でどれだけ好きな洋服を買えるか工夫が必要。そこで、フリマアプリやネット通販を使って、1つ1つの服にかけるお金を抑えているのですね。

高い還元率が狙いのゴールドカードも、そもそもクレジットカードの利用頻度が少ないために年会費を支払うのがばかばかしいと感じたため年会費無料にこだわっています。また、会社の団体保険を利用することで、保険料を数百円に抑えながら手厚い保障を手に入れています。

貯められるお金が少ないなら効率よくふやす

そんな彼女はiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を始めていますし、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)も利用しています。特にiDeCoは節税効果が高いため、老後資金を貯めるならダントツでこれだ!と思ったそう。無理のない範囲で、少しずつ節税効果を受け取れる。このことに魅力を感じ、iDeCoで投資デビューしたといいます。

彼女は毎月の給料の中で貯蓄に回せるお金が少ないことに悩んでいました。しかし、貯蓄に回せるお金が少ないなら、もっと効率よくふやしたいと考え、投資の勉強を始めました。毎月の手取りの中からiDeCoに回すお金と、投資信託や株を買うお金を決めているそうです。

投資信託は1つか2つに絞ってじっくり保有し、株は自分がよく知っている会社のものを保有するようにしています。というのも、株を買うときに企業のことを調べるのは当然のことですが、好きな企業なら「調べる」作業が苦痛になりにくいというわけです。

お金をふやすためだけに勉強するのも味気ないと感じるという彼女。彼女は自分が大好きな美顔器のメーカーの株か、化粧品メーカーの株を持つようにしているといっていました。

まとめ

いかがでしたか。彼女を見ていて感じるのは、他の人が面倒に感じて放ったらかしにしてしまうようなことをきちんと調べて、いいと思ったものは日々の生活に取り入れる。このことを丁寧に繰り返すことができているということです。

大塚 ちえ