2.1 高齢者世帯の生活意識
高齢者世帯の生活意識を確認すると、全体の59.0%が「苦しい」と回答しています。
2022年の調査結果と比べると、約10ポイント増加しています。
平均所得金額が減少しているため、生活も圧迫されていると感じている高齢者世帯が増えているといえるでしょう。
では、前年の所得金額からプラスとなった子育て世帯の生活意識を確認しましょう。
2.2 子育て世帯の生活意識
子育て世帯をみると、全体の65%が「苦しい」と回答しました。
高齢者世帯に比べて、生活が苦しいと回答している割合が増加しています。
また、2022年の調査結果と比較すると、苦しいと回答した世帯の割合が約10ポイント増加していました。
前年より所得金額がアップしたにもかかわらず、生活意識は苦しいと回答した割合が増加しています。
生活費や子どもの教育資金にかかる支出が増えているため、所得が増えても家計が圧迫されていると感じているのでしょう。
以上から、所得の増減にかかわらず生活は苦しいと回答した割合は高くなりました。
では、どのような要因で家計が圧迫されていると感じているのか解説します。