4. 【積立投資】資産運用では「リスクの取り過ぎ」に注意

先ほど紹介したシミュレーションは、あくまでも想定に過ぎません。

毎年判を押したように3%や5%で運用できる保証はないため、あくまでも参考程度にとどめておくべきでしょう。

また、投資対象によってリスクの大きさは異なります。期待リターンが大きいほどリスクも大きくなるため、期待リターンだけで投資対象を選定するのではなく、自分のリスク許容度を踏まえることが大切です。

リスクとリターンの関係性

リスクとリターンの関係

出所:金融庁「「貯める・増やす」~資産形成」

リスク許容度は年齢や家族構成、投資経験の有無などを総合的に加味する必要があります。

また、精神的にどれだけ損失に耐えられるかというマインド面も考慮すべきです。

長期的に安心して投資を行うためにも、期待リターンだけでなくリスク許容度にも意識を向けてみてください。

5. まとめにかえて

積立投資を行う金額が大きいほど、運用利回りが高いほど効率よく資産形成を行えます。

特に、NISAは運用益が非課税になる制度なので、得られる運用益が大きいほど享受できるメリットも大きくなります。

ただし、投資にはリスクが伴う点に注意しましょう。投資を行う際には、自分のリスク許容度を踏まえたうえで、安心して投資に臨めるか考えることが大切です。

参考資料

柴田 充輝