3.2 【資産形成】4人に1人以上はiDeCoやNISAを利用
新社会人のうち、iDeCoやNISAなどの投資制度を「既に利用している」人は27.1%であり、4人に1人以上が実施しているということがわかります。
iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つ。NISA(少額投資非課税制度)は皆さんも耳にしたことがあると思います。
一方で、「興味はあるが、投資をするお金がない」という人が25.3%、「そもそもお金を捻出するのが難しい」という人が10.6%を占めています。
先ほどの自由に使えるお金の額とも関連しそうですが、金銭的な余裕がないという人も一定数いることがわかります。
4. まとめにかえて
株式会社LENDEXの調査結果から、新社会人のお金事情について見てきました。
新社会人の約6割が奨学金の返済を抱えており、自由に使えるお金の捻出が難しいということがわかりました。
しかしながら、いつまでもお金のことを後回しにして、企業の賃上げに頼るだけでは生活は厳しいままです。
物価上昇の本格化が考えられることからも、これからの時代を生き抜くためにはしっかりとした資産形成をしていくことは必須となるでしょう。NISAを活用したつみたて投資をワンコインから気軽に始められる金融機関もありますよね。
「投資なんてハードルが高い……」と感じるならば、まずは携帯料金のような固定費や契約しているサブスクなど、月々の出費の見直しから始めてみるのも一案です。
参考資料
- 財務省「新窓販国債10年」7月債 発行条件
- 帝国データバンク 定期調査:「食品主要 195 社」価格改定動向調査―2023 年動向・24 年見通し 今年の食品値上げ、3万2396 品目 過去 30年で記録的「ラッシュ」
- 独立行政法人 日本学生支援機構 令和元年度 奨学事業に関する実態調査報告
- 独立行政法人 日本学生支援機構 第二種奨学金の利率の算定方法の選択
- PRTIMES 株式会社LENDEX 高まる経済不安と将来への懸念!新社会人のお金事情について!
- 厚生労働省 iDeCoの概要
LIMO・U23編集部