2.3 【Z世代の社会人】貯蓄はどのような方法で行っている?

さいごに、働くZ世代の貯蓄の方法についても見てみましょう。

貯蓄の方法について、最も多かったのが「銀行の普通預金」で59.58%、約6割となりました。

2位は「投資信託」27.92%。新NISAなどの税制優遇制度の充実なども背景の一つにあるのか、金利の低い定期預金よりもリターンを求めた運用方法に意識を向けている人が一定割合いることが見受けられます。

3. Z世代はムダを省いて将来への備えもしている

今回はZ世代のお金に関する意識について、大学生のATM手数料に対する考え方と、同世代の社会人の貯蓄・資産管理事情について眺めてきました。

ATM手数料のように、少し工夫をすれば避けられる費用を抑える工夫や、将来に向けた貯蓄をコツコツと始めている人が多い世代であるように感じます。

また、貯蓄の仕方も銀行の普通預金だけではなく、投資信託のようにリスク性のある金融商品で資産運用を行っている人が一定数いることもわかりました。

この背景として、2024年にスタートした「新しいNISA」の制度があることは確かと言えそうです。また、Z世代はそういった潮流を一早くキャッチする傾向があるとも推測できます。

筆者自身も来年から社会人になるため、将来への備えとしてリスク性資産で資産運用を行いたいと考えていますが、その際も運用にかかるコストについてはかなり気にしています。

「ブームだから乗っかればよい」というものではありませんが、利用できるものについて自分で調べたうえで活用していく、という力はどの世代でも必要かもしれませんね。

参考資料

LIMO・U23編集部