3.3 老後対策3. iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、公的年金に上乗せする形で加入する私的年金です。投資信託や保険、定期預金などから拠出する商品を選び、毎月一定額ずつ積み立てていきます。
NISAと同様に、iDeCoで得た運用益は非課税となります。また、掛金全額が所得控除の対象となり、受取時にも税制優遇措置があります。
将来受け取れる金額は運用結果によって異なり、原則60歳以降に年金または一時金として受け取ることが可能です。
4. 将来を見据えたマネープランを
今回ご紹介したように、年金だけで生活できている世帯の割合は4割程度にとどまります。
年金の受給額が多い世帯ならそれも可能かもしれませんが、多くの世帯では年金以外の収入源があるか、自らの金融資産を取り崩して生活しているのが現状です。
ゆとりある老後生活を送るためには、将来を見据えたマネープランを立て、早めに準備を始めていきましょう。
参考資料
加藤 聖人