4. 国民健康保険料の計算方法

国民健康保険料は自治体ごとの料率で算出するため、同じ所得でも保険料が異なることが一般的です。

世田谷区の場合は、以下のように計算します。

  • 基礎(医療)分保険料+後期高齢者支援金分保険料+介護分保険料

それぞれにおいて、所得割と均等割を足して計算します。

例えば40歳未満であれば「介護分保険料」がかからないので、

  • 所得割:基礎(医療分)は所得×8.69%、後期高齢者支援金分は所得×2.80%
  • 均等割:基礎(医療分)は4万9100円、後期高齢者支援金分は1万6500円

この合計が年間の保険料となります。

なお、国民健康保険は世帯員の分をまとめて世帯主に賦課する自治体が多いです。

他の健康保険のように「扶養」という概念がないので、家族が多いほどに保険料が高くなる傾向にあります。

また、前年の所得をもとに計算するので、「昨年は所得があったけど退職して今は無職」という場合でも、納付する必要があるので注意が必要です。

ではどうしても保険料の支払いが厳しい場合、軽減や減免などは認められないのでしょうか。