4. まとめにかえて
高齢になると身体が動きにくくなりますし、かつ現役世代の頃よりも余剰資金が少なくなることも多いです。
だからといって、自宅でテレビやスマートフォンをながめたり、昼寝ばかりしていては身体だけでなく、心にもよくありません。
コミュニティに参加する前は気が進まなかったり、自分好みのコミュニティがないと感じたりすることもあるでしょう。それでも参加してみると楽しかったり、そこから別の活動につながったりすることもあります。
「1回だけ参加してみよう」「嫌になったら辞めよう」と気軽な気持ちで、参加してみるのがおすすめです。
5. 【参考】65歳以上の一人暮らしのシニアは増加傾向:動向をみる
今回の記事の参考として、65歳以上「一人暮らしシニア」の推移をみていきましょう。
5.1 1980(昭和55)年
- 男性:19万3000人(4.3%)
- 女性:68万8000人(11.2%)
5.2 2000年(平成12)年
- 男性:74万2000人(8.0%)
- 女性:229万人(17.9%)
5.3 2010年(平成22)年
- 男性:138万6000人(11.1%)
- 女性:340万5000人(20.3%)
5.4 2020年(令和2)年
- 男性:230万8000人(15.0%)
- 女性:440万9000人(22.1%)
参考資料
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書 - 第1章 高齢化の状況:第1節 高齢化の状況」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書 - 第1章 高齢化の状況:第3節〈特集〉高齢者の住宅と生活環境をめぐる動向について」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「地域がいきいき 集まろう!通いの場 厚生労働省」
西田 梨紗