1.1 カード利用金額の伸び率が大きかった加盟店のカテゴリー
- 1位:広告・マーケティング(405%増)
- 2位:セカンドハンドショップ(314%増)
- 3位:ゲーム、コミック、エンタメなど(301%増)
- 4位:百貨店(245%増)
- 5位:スポーツジム(260%増)
広告・マーケティング費の伸び率が最も高く、起業家が潮流を読み取って行動に移している様子がよくわかります。
前述のとおり、コロナ禍の終息によりアクティブな消費活動がうかがえますね。
このようなハイステータスカードが使用できるお金持ちは、ごく一部の限られた方のみに思えます。
では、いわゆる「富裕層」と呼ばれる方たちは日本にどれほどいるのでしょうか。
2. 日本で「富裕層」は増加傾向
実は、日本で「富裕層」は増加傾向にあります。
野村総合研究所のニュースリリースでは、資産1億円を超える層を「富裕層」と分類しており、2021年時点で日本に148万5000世帯存在するとしています。
出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
割合にすると、日本全体の約2%が該当していることになりますね。
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。(2024年4月15日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)