ここ数年、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響を受け、日本ではエネルギーの価格が大きく値上がりしています。

国民の負担を軽くするため、2023年から、政府は電気代やガス代に補助金を出す制度を実施していましたが、期間限定の制度として一旦終了していました。

しかし、岸田首相はこの夏、エネルギー費用について補助金制度が再開すると公表。補助金制度の再開はいつからなのか、補助金の内容や必要な手続きはあるのかなど、私たちが覚えておきたいポイントについて、分かりやすく解説します。

1. 「電気代・ガス代の補助金」制度期間はいつからいつまで?

国民の負担を軽くするために行われていた「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は、2024年の5月に終了。

政府の補助金が終了したため電気代やガス代が値上がりし、最近の請求額を見て驚いている人もいるかもしれません。

しかし、物価高や円安は引き続き私たちの家計に大きな影響を与えています。

そのため、政府は再び電気代とガス代の補助を再開する方向で調整しています。

現在のところ、電気代やガス代の補助し制度は、2024年8月から10月までと想定されています。

これは、夏の暑さ対策として利用するエアコンの使用などを考慮したもの。別名「酷暑乗り切り緊急支援」とも呼ばれています。

今回再開する電気代やガス代の補助金政策は、自動的に値引きが行われるため私たちがしなければならない必要な手続きは特にありません。

家計把握のために、引き続き毎月電気代やガス代の請求書を確認して、補助金額や自己負担金額を把握しておきましょう。

次の章では、実際の値引き単価についてチェックしていきます。