4. リタイヤ後の「暮らしとお金」をイメージしてみる
ここまで、65歳以上の無職・高齢者世帯の貯蓄額をながめてきました。
老後の生活に必要な資金に決まりはありません。思い描く理想のセカンドライフも人それぞれです。ぜひこの機会に、定年退職後の生活をイメージして必要な資金を計算してみるとよいかもしれませんね。
公的年金や退職金で足りないことが分かれば、いまから老後資金を積み立てていくことで、その不足分をある程度カバーできる可能性もあります。
老後のお金対策を早めに意識していくことで、定年退職後の過ごし方の選択肢がひろがるかもしれません。悠々自適なセカンドライフを楽しむための、大切な準備の一つといえるでしょう。
とはいえ、銀行などの預貯金でお金を増やしていくことはむずかしい世の中です。効率よく、資産運用しながらお金を増やしていくことも必要かもしれませんね。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」Ⅲ世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況
- 熊谷良子(LIMO)「65歳以上『みんなの貯蓄額』無職世帯の平均はいくらか」
吉田 奈都子