2. 65歳以上「リタイア夫婦世帯」の貯蓄額は年々上昇傾向に…
世帯主が65歳以上の世帯のうち、リタイアした世帯の貯蓄額はどれくらいあるのでしょうか。
年金収入だけで生活できない場合には、すでに貯蓄の取り崩しが始まっている世帯もあるかもしれません。
上の図のとおり、2023年における65歳以上無職世帯の平均貯蓄額は2504万円。
2019年以降、上昇していることがわかります。
なお、貯蓄額には預貯金以外に株式や生命保険などの金融資産も含まれています。
2023年時点の「平均貯蓄額2504万円」における内訳は以下のとおりです。
- 有価証券:480万円
- 生命保険など:413万円
- 定期性預貯金:846万円
- 通貨性預貯金:754万円
- 金融機関外:11万円
流動性が高く、必要な時にすぐに引き出しができる預貯金の比重が最も高いものの、インフレリスクに対応できる有価証券や、保障機能がある生命保険などへバランス良く分散している様子がうかがえます。
さて、老後は「厚生年金・国民年金」といった公的年金をメイン収入として生活するのが一般的ですが、年金額は一律ではありません。
現役時代の過ごし方や働き方などにより、個々で異なるものですが、参考までにいまのシニア世代が月額いくらの年金を受け取っているのか、次章で確認してみましょう。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/AFP・証券外務員一種
北海道教育大学卒業後、株式会社青森銀行へ入行。法人・個人融資業務、リテール営業に従事。日本生命保険相互会社へ転職後は、代理店営業と教育担当を経験。オリックス生命保険株式会社では、生命保険販売業務に携わった。ゼロからの顧客開拓で、お客様の紹介数含め表彰歴多数。現在は、長年の金融業界で培った経験を基に個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員(証券外務員一種)の資格を保有。青森県青森市出身。(2024年4月19日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】