過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年7月17日) |
今のご時世、70歳代というとまだまだ元気な方が多いイメージです。
老後の趣味にいそしんでいる方もいれば、まだまだ現役で働かれている方も多いのではないでしょうか。実際に筆者が証券会社での営業を行っていたときのお客様の中にも現役で働かれている方もたくさんいらっしゃいました。
昔は60歳が定年と言われておりましたが、65歳まで働くことが当たり前のようになり70歳でも働いている方が多いのが現状です。
ではなぜ70歳代になっても働かれている方が多いのか。今回は、70歳代の単身世帯のお金事情について考えていきたいと思います。
【注目記事】70歳代【おひとりさま】の貯蓄額は平均いくら?国民年金・厚生年金の月額も確認
1. 70歳代「おひとりさま世帯」の貯蓄。平均や中央値とは
まずは70歳代の単身世帯の貯蓄事情を、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」をもとに見ていきましょう。
70歳代の単身世帯の金融資産保有額の平均は1433万円。中央値が485万円と平均と大きく乖離が出ています。