全国的に梅雨入りし、ジメジメとした日が続く毎日。

祝日や連休が待ち遠しく、「毎日の仕事が辛い」「早くFIREして自由な生活を送りたい」と考えている人も多いかもしれません。

FIREとはまとまった資産を築いて早期退職を目指すことですが、「積極的な資産運用に取り組む必要がある」というイメージを抱く人が多く見られます。

では、積立投資のようなほったらかし投資ではFIREを実現することは難しいのでしょうか。

本記事では、積立投資でFIREを達成するためのシミュレーションについて元銀行員の筆者が紹介します。

後半では、新たなFIREのあり方についても紹介しますので、ぜひライフプランを考える際の参考にしてください。

1. FIREに必要な資金は「年間支出×25倍」

一般的にFIREに必要な金額は「年間支出額×25倍」といわれています。

もし年間の支出額が300万円の場合、7500万円の元手資金が必要となる計算です。

これは、「資産を毎年4%ずつ増やしながら、支出を4%以内に収めることができれば元手資金が目減りしない」という「4%ルール」を基にしています。

FIREを目指す際は、自分の支出を正確に把握し、早期リタイアを実現するためにはどれくらいの金額が必要となるのか明確にしましょう。