3. 新NISAだけでなく「旧NISA」の非課税期間、タイムリミットに注意
2024年からスタートした新NISAですが、開始前までに旧NISA制度を利用していた人もいるでしょう。
旧NISA制度で積み立てた商品を非課税で保有できる期間にはタイムリミットがあるため注意が必要です。
非課税保有期間は、2023年までのNISA制度に基づいた期間のままで固定されます。
つまり「つみたてNISA」は購入時から20年間、「一般NISA」は5年間、非課税のまま保有可能です。
2023年に購入した「つみたてNISA」の商品は、非課税期間である2042年まで、2023年に購入した「一般NISA」の商品であれば、非課税期間である2027年まで運用が継続できるというわけです。
しかし、これはあくまでも猶予。新NISAへは移管できないため、対応が必要となります。
非課税期間終了後に課税口座に払い出しするか、その前に売却するか、どちらかを選択しましょう。
「ほったらかし投資」として放置したまま新NISAに乗り換えた人は、期限を迎える前に口座を確認してみてください。
参考資料
- 野村アセットマネジメント資産運用研究所「投資信託に関する意識調査2024」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「NISAを知る」
- 金融庁「2023年までのNISA」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
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LIMO(足立 祐一)「【新NISA】月額「1~10万円」で期待できる積立投資シミュレーション結果まとめ」
※記事の数字を一部引用しています
荒井 麻友子