4. スマートフォンの利用金額や端末にかける代金は

中古で購入したスマートフォンにまつわるエピソードが話題となったことに関連し、ここからは「スマートフォンにかける費用」について見ていきましょう。

ICT市場調査コンサルティングのMM総研が調査した「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2024年1月調査)」の結果をもとに紹介します。

携帯電話の月額料金のうち「端末代金の分割支払い分を含まない実際の支払総額」を分析したところ、4476円(スマートフォン利用者全体)という結果となりました。

また端末の購入金額に関しては、端末の割引前購入金額(購入金額=定価または割引前の端末の支払い総額、消費税を含む)は7万4336円となっています。

前回調査(2023年7月)よりも3998円上回ったことがわかりました。要因としては、円安や物価高騰の影響による本体価格の上昇や、売れ筋のモデルの変化などが考えられています。

5. 落とし物を見つけたら、速やかに適切な対処を

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「中古で購入したiPhoneにまつわるエピソード」を紹介しました。

話題となった投稿のiPhoneが盗難品かどうかは明らかではありませんが、置いてあるものを自分の物にすることは「置き引き」とも呼ばれており、置いてある荷物や落とし物・忘れ物を自分のものにする行為は、犯罪に問われることがあります。

置き引きで問われる罪はそのケースによって違いますが、たとえば「窃盗罪」が成立すると、10年以下の懲役または50万以下の罰金に処されます。

もし落とし物を見つけた際は、速やかに落とした人に返却するか、警察に届け出るようにしましょう。

参考資料

小野田 裕太