2. クレジットカードの審査内容
クレジットカードの審査内容や審査基準は、各カード会社により異なり、詳細は公表されていないことがほとんどです。しかし、一般的に「本人の属性」と「個人信用情報」が重視されているとされています。
2.1 本人の属性
本人の属性とは、申込者本人についてのさまざまな項目のことで、利用代金の支払い能力を判断するために必要な情報です。
例えば、以下のようなものが該当します。
- 職業
- 勤続年数
- 年収
- 勤務先
- 雇用形態(正社員・非正規社員・パートなど)
- 家族構成
- 住まいの状況(持ち家か賃貸か)
- 居住年数
2.2 個人信用情報
個人信用情報とは、これまでのクレジットカードや各種ローンの利用状況などが客観的に記録されたものです。カード会社は個人信用情報機関に申込者の個人信用情報を照会し、返済能力の有無を判断します。
個人信用情報としてチェックされるのは主に以下の項目です。
- クレジットカードや各種ローンの申込みや契約状況
- クレジットカードや各種ローンの利用履歴
- 支払い状況、返済状況
- 金融事故の有無(長期延滞、自己破産、任意整理など)
これらの情報は、個人信用情報機関に加盟しているカード会社から登録されたもので、項目ごとに決められた期間保管されます。
登録された内容を確認することで、これまでどのようなクレジットカードに申し込んだか、また、利用頻度や支払い履歴などがわかるため、申込者が信用できるかどうかの判断材料になります。
なお、現在日本には以下の3つの個人信用情報機関があり、個人信用情報は自分で照会することが可能です。クレジットカードを申し込む前に、ご自身の個人信用情報を確かめたい場合は開示請求をしてみましょう。
- 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社 日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA)