3. 課長に昇進しても生活はカツカツということも

役職別の賃金を見ると、課長に昇進すれば学費が増えても生活にゆとりがありそうですが、実際には家計が厳しいケースもあります。

主な理由は次の通りです。

  • 給与が上がると税金や社会保険料も高くなる
  • 昇進とともに気づかぬうちに生活水準が高くなっている
  • 教育熱心で学費が平均を大きく上回っている
  • 子どもが多いと学費も比例して増える
  • 給与が高いと児童手当などの公的給付が所得制限でもらえない

昇進しても学費で家計が圧迫される、という事態を避けるために、子どもが小さくお金がかからないうちに学資準備を始めましょう。

ライフサイクルに応じて住宅の購入や老後資金準備も必要になるため、長期的な生活設計が必要です。

4. まとめにかえて

子どもの成長とともに学費は高くなります。

私立に行く場合、月に10万円から15万円も必要になるケースも考えられます。

昇進によって給与がアップすると、学資に回せるお金も増えますが、必ずしも生活に余裕ができるわけではありません。

長期的な生活設計を立てて、早目に学資準備を始めましょう。

家計状況によっては、教育費を抑えることも必要です。

参考資料

西岡 秀泰