団地暮らしの方は「壁面をDIYでおしゃれにしたいけど方法がわからない」と、お悩みではないでしょうか。

昨今、DIYに関するさまざまな手法がYouTubeやメディアで取り上げられることが多いですね。

DIYの情報が多いなかでも「団地の壁は変更できないからおしゃれにできない」と耳にすることが多いと思います。

さらに「壁の色を変えておしゃれにする」と聞くと、大変な作業で難しく感じますよね?

本記事では、団地の壁をおしゃれに変える簡単な方法と、壁面の活用方法を紹介します。

本記事を読むと、壁面をおしゃれにして心地よい自分の好きなインテリア空間で暮らせるようになります。

1. なぜ団地の壁はおしゃれにしにくいのか?

団地の壁は、「壁式構造」なのでDIYでおしゃれにしにくいのです。

壁式構造とは、部屋の壁が耐力壁になっており、壁そのものが建物を支える役目になっている構造のことです。

地震に強いのがメリットですが、壁の内部は石膏ボードではなくコンクリートなので何かをビス留めして固定したり、画鋲をさしたりできません。

耐力壁以外の壁は外せますが多くの壁が耐力壁なので、壁を取り外して間取り変更も難しい構造になっています。

耐力壁を壊すと、建物の強度に影響が出てしまいます。

分譲団地なら賃貸団地よりもリフォームできる範囲や内容が広くなりますが、DIYを含め大きな工事をする際は管理組合に確認が必要です。

耐力壁は基本的に壊せないので分譲団地でも間取り変更は難しいでしょう。

2. 壁紙選びのポイント|団地の殺風景な壁をおしゃれに変える

賃貸団地の壁であっても、現状の壁紙の上から貼る・剥がせる壁紙をDIYで設置すると壁面を大きく変えておしゃれにできます。

壁紙を選ぶポイントは、以下の2点です。

  • インテリアスタイルを決める
  • インテリアスタイルに合わせて壁紙を選ぶ

次ページ以降でくわしく解説していきます。

 

3. 【写真】団地暮らしは豊かにできる!壁に関するみんなの工夫を見てみよう

次のページからご紹介した壁の工夫術についてくわしく解説していきます。

4. インテリアスタイルを決める

部屋のインテリアをおしゃれにするには、インテリアのスタイルやテーマを決めることが重要です。

インテリアには、以下のスタイルがあります。

  • モダン
  • ナチュラル
  • 北欧
  • 和風
  • カジュアル
  • アンティーク
  • ヴィンテージ
  • フェミニン
  • その他

自分の好きなインテリアスタイルを1つ決めて内容を考えると、家全体で統一感のあるきれいなインテリア空間を作れます。

壁紙を変える際も、どのような壁紙にするのかが考えやすくなるでしょう。

5. インテリアスタイルに合わせて壁紙を選ぶ

インテリアスタイルに合わせて壁紙を決めましょう。

インテリアの統一感やバランスの整った、満足度の高い部屋を作れます。

モダンスタイルならホワイト・ブラック・グレー色を基調にして考えるのがおすすめです。

ナチュラルスタイルなら木目調の壁紙や、ベージュ・ブラウン・アイボリーなどのアースカラーで色味を考えましょう。

ヴィンテージスタイルは、レンガ調の壁紙や濃く深い色味の有彩色などが合わせやすいです。

好みのインテリアスタイルを決めたら、その空間に使用されている壁紙の色や柄を雑誌やインターネットで検索して複数確認し、真似ると素敵な空間を作れるでしょう。

6. 壁紙に合わせてカーテンを変える

壁紙を変えると、既存のカーテンが合わなくなることが多いです。

カーテンは壁面に立ち上がって見えるため視界に入る面積が広く、空間に大きな影響を与えるインテリアアイテムです。

そのため、カーテンの色や柄がインテリアの雰囲気や壁の色と合わないと、統一感がなくなり、違和感が目立ちます。

簡単にカーテンと壁紙をコーディネートする方法は、カーテンを「アクセントクロスと同じ色」にするのがおすすめです。

視界に入る色のバランスが取りやすくなり、空間全体がきれいに整って見えるでしょう。

7. DIYによる壁面の活用方法

団地の壁は、以下のように工夫して活用するのがおすすめです。

  • 耐震棚を設置する
  • 壁用フックを設置する

賃貸の団地でも工夫して設置できる壁面棚やフックがあります。

DIYで設置すると、無駄になっていたスペースを有効活用できます。

7.1 耐震棚を設置する

 

 

以下の方法で耐震棚を設置すると収納スペースが増え、地震でも倒れる心配が少ないので安心して使用できます。

  • 突っ張り棒で棚と天井を固定
  • L字型の家具転倒防止材を設置する

収納棚はホームセンターや家具屋、インテリアショップで幅・高さともに多くの種類があります。

背の高い棚を設置する際は、突っ張り棒で棚と天井を固定すると地震でも倒れにくくなります。

もしくは、側板が突っ張り棒になっているラックなどの使用もおすすめです。

背の低い収納棚は、L字型の家具転倒防止材を設置すると安心できます。

収納スペースに困っている方は、壁面に新たな棚を設置しましょう。

8. 壁用フックを設置する

壁紙の上からでも設置可能な、粘着タイプのフックがあります。

帽子などの軽いものは、フックに掛けると、おしゃれに飾れるのでおすすめです。

キッチンでフックを設置すると、吊るす収納で調理器具を整理できます。

一方で粘着フックを選ぶ際は、必ず対応する壁と対荷重を確認しましょう。

どこに何を設置するのか、事前に計画しなければ飾り方を失敗するかもしれません。

9. 現在の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)

2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が発表されました。

同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。

総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。

空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。

10. まとめ

団地の壁は「壁式構造」であり、耐力壁が多く存在するためDIYでおしゃれにするのが困難と考える方が多いです。

しかし、賃貸団地でも使用可能な壁紙の上から貼れる壁紙や、耐震棚、粘着タイプのフックを活用することで、内装をおしゃれに変えたり、収納スペースを増やしたりできます。

「インテリアスタイルを決めてから壁紙やカーテンを選ぶ」という少しの工夫で、統一感のあるおしゃれな空間を団地でも作れます。

参考資料

上永 智史