過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2022年6月18日) |
じめじめした天気が続く梅雨シーズンに入りました。この時期にやっておきたいガーデニング作業が「挿し木」です。
長く伸びた茎を切り取って挿し木にすれば、新しい株を増やせるだけでなく、長雨による株の蒸れも防げます。
今回は挿し木を成功させるコツや、挿し木にしやすいオススメの植物を紹介します。
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6月が挿し木に適している理由
6月は降水量が多く、気温や湿度が上昇する時期。夏と比べると気温は低めで、強い日差しもありません。湿度の高さと暑すぎない気温が、挿し木をするには最適な環境といえるでしょう。
春に旺盛に生長した植物は、葉が繁り茎が長く伸びている状態。そのままにしておくと長雨で折れたり、倒れて土に触れたりすることも。挿し木を目的にした剪定で、株の風通しもよくなります。
挿し木の方法は?
挿し床を作る
挿し木用の土を、育苗トレイやビニールポットなどに入れたものが挿し床です。挿し床にする土は使い古しではなく、清潔で新しい用土を使いましょう。市販されている挿し床用の土を使うと便利です。
茎をカットする
茎を先端から10~15センチほどの長さにカットして挿し芽にします。春に伸びた新しい茎で、太くて元気なものを選ぶのがオススメ。
よく切れる刃物を使い、切り口を斜めにしておくと根が出やすくなります。葉は4~6枚ほど残して、ほかの葉や花は取り除きましょう。
水揚げをする
切った直後の茎はダメージを受けているので、すぐ土に挿すと発根しにくいかもしれません。30分ほどコップに挿して、水揚げしてから挿しましょう。
土に挿す
挿し床の土にいきなり挿し芽を突き刺すと、切り口を傷めてしまいます。あらかじめ挿す場所に割りばしなどで穴を空けておくとよいでしょう。
発根を促進する薬剤を切り口に少し付けてから挿すと、発根率がアップします。