4. ライフプランをつくりましょう
年金から天引きされる社会保険料や税金について具体的にみてきました。手取り額をみて「少ないな」と感じた方も多いのではないでしょうか。これを機に老後にむけた準備を始めるうえでまずは「ライフプラン」をつくることをおすすめします。
まずは「退職金」や「年金」を確認して準備資金がどのくらいあるのかを把握しておきましょう。そうすることで効率の良い対策を実行できます。
資産運用を活用したり、住宅ローンの繰り上げ返済をしたり、年金受給開始時期を遅らせたりと、手段はいくつもあります。手段に誤りがないよう、事前にライフプランを作成しましょう。
5. まとめ
本記事では、「年金の天引き事情」と「年金振込通知書で確認すべき項目」について詳しく紹介していきました。
額面と手取り金額では、数万円の違いが生じるケースも大いにあることがわかりました。この差を知らずに老後を迎えると対策は限られてきてしまいます。
老後資金計画はできるだけ早急に対策をしていきましょう。仮に資産運用を活用していく場合、資産運用は長期間コツコツと積み立てていくことで効率があがります。
資金計画を立てること、対策を実行することを今のうちから始めてみてもよろしいのではないでしょうか。
参考資料
- 日本年金機構「通知書の見方を調べる」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
LIMO編集部