2. 「年金振込通知書」で確認すべき事項
年金の天引き事情は「年金振込通知書」を確認すれば、何からどのくらい差し引かれているかが分かるようになっています。
年金振込通知書の確認すべき項目は下記のとおりです。
- 年金支払額(天引き前の額面の金額)
- 介護保険料額
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)※
- 所得税額および復興特別所得税額
- 個人住民税額
- 控除後振込額(天引き後の手取り額)
※天引き対象でない場合は記載されていません
「年金支払額」は天引き前の額面の金額であり、年金は2ヶ月分まとめて支給となるため、2ヶ月分の合計金額が記載されています。
一方で「控除後振込額」は、天引き後の手取り額の金額であり、介護保険料や個人住民税といった社会保険料・税金が差し引かれた状態の金額が記載されています。
基本的には、額面の金額よりも実際に振り込まれる手取り額のほうが少ないケースがほとんどです。
手取り額をみてガッカリしないように、事前に「年金振込通知書」で天引き内容を確認しておけると良いでしょう。
では実際、年金からどのくらいの税金や社会保険料が天引きされるのでしょうか。
次章にて、具体的な金額を紹介していきます。