今年の1月から新NISAがはじまり、新たに資産運用を始めたという方も増えているようです。
2024年5月21日に株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」が実施した「新NISAに関するアンケート」結果が公表されました。
調査によると国内での「新NISA」の認知度は6割を超え、そのうち20歳代の55.8%がすでに新NISAを始めていることがわかりました。
NISA制度の活用状況は、世代を問わず話題となることが多くなっている状況といえます。
制度が新しくなりどのように変わったか、いくらから積み立てを始めていくのが良いのか気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、新NISAについて解説した後に共働き世帯の積立投資をシミュレーションし、それぞれ結果を確認していきたいと思います。
1. 【年齢格差】20歳代は過半数が実施済、60歳代は過半数が未実施
まずは、冒頭の意識調査の結果から、新NISAの利用動向をチェックしていきましょう。
株式会社フォーイットが実施した「新NISAに関するアンケート」では、新NISA実施率の年齢差が明らかになりました。
年代別で「新NISA」実施率がもっとも高かったのは、20歳代(55.8%)であり、過半数を占めていました。
一方、60歳代では同年代中で「未実施」が過半数の55.6%を占め、対照的な結果といえるでしょう。
20歳代と60歳代とで、実施と未実施の割合がほとんど逆転している様子が見受けられます。
また、どの世代でも「検討中」としている割合が1~3割程度を占めているのが特徴です。こうした人々は、どういった理由で慎重な姿勢をみせているのでしょうか。
次の章から詳しく見ていきましょう。