4. 物価上昇に備えるために
今回は「定額減税」によりどのくらい減税されるのかを見ていただきました。
しかし、定額減税は限定的な政策であり、今後も自助努力で資産形成していく必要性は高まっていくでしょう。
物価上昇に対応するためには、預貯金だけでなく、資産運用などを活用していくことも重要になります。
老後生活を支える資産づくりの方法として、よく挙げられるものに「NISA」や「iDeCo」、「個人年金」などの資産運用がありますが、どの手段が適しているのかは年齢やライフプランで異なります。
不安な方は、金融機関やFPなどのプロに相談するのも一つの手段ですね。
自分に合った方法を見つけるためにも、まずは情報収集から始めてみるのがおすすめです。
5. まとめにかえて
今回は定額減税の概要と減税額について解説してきました。
定額減税が終了したあとも、おそらく物価上昇は続いていくでしょう。
思うように賃金が上昇していかない昨今では、自分が働いて稼ぐだけでなく、お金にも働いてもらう工夫が必要です。
ゆとりある老後を迎えるためにも、今からできる資産形成について考えておきましょう。
参考資料
本多 奈都子
執筆者
大学卒業後、光学機器メーカーにて営業職に従事。主に新規開拓、大手企業(金融機関)を担当し、入社2年目にして年間表彰を受賞。その後、プルデンシャル生命保険株式会社に入社。個人・法人営業に携わり、卓越した営業成績を残す。金融のプロフェッショナルとして7年連続でMDRT会員に入会、2018年には「入会基準の3倍以上の成績を達成した会員」としてCOT会員への入会を果たした。
その後保険代理店を経て、現在は正しい金融知識と商品を多くの人に届けるべく、金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。自らの経験と金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
武庫川女子大学文学部卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売を通じ、主に個人顧客向けに資産運用提案業務に従事した。特に投資信託、保険商品の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした丁寧で分かりやすい提案が強み。表彰歴多数。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。
現在は株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報から、年金制度の仕組み、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年6月21日更新)。