育児に行き詰まっていると感じたら〜「頑張る」以外の5つの手段

「子どもを育てることは『誰だって』『普通に』やっていること。私だって1人でも育児はうまくできるはず」ーーそう思っていたのに、今、育児に行き詰まっているという人も少なくないでしょう。

人間、それも子どもが相手ですから、思い通りにいかないものです。「それでも自分が頑張らねば」と無理をしても、さらに思い通りにいかないことが続き、心身ともに疲弊するだけ。育児に行き詰まったら、「頑張る」以外の選択肢をとり、力を蓄えましょう。そのための5つの手段を具体的にご紹介します。

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他人(夫、実家や義実家、育児のプロ、ママ友や旧友)に頼る

まず考えたいのが、他人に頼ることです。他人に頼るのが苦手な人にとっては、大変勇気がいりますよね。筆者自身も、人に頼るのは苦手でした。長女として育ち、子どもの頃父が亡くなってからは、周りに心配をかけないよう極力他人に頼らないようにしてきました。しかし育児を通して、少しずつ周囲に頼ることを学びました。

それまでは「他人に頼らないほうが大人」と思っていましたが、その考え自体が子どもだったのではないかと今では思います。人間は1人では生きていけないですから、周囲と協力し合える関係性を築くことは大切です。また、多くの人に出会うことは、子どもにとっても良い影響を与えるのではないでしょうか。

まずは家族である夫に頼ることから始めましょう。夫婦2人の子どもですから、臆することはありません。ただ、改まって面と向かって頼むと、尻込みしてしまう男性も少なくないかもしれません。「自然と育児に巻き込んでいく」イメージで小さなことからお願いしてみましょう。

実家や義実家という血縁関係から、支援センターに常駐する保育士さんなど育児のプロ、ママ友や旧友にも頼ってみましょう。頼り方も様々ありますが、まずは軽く相談から始めてみてはどうでしょうか。話を聞いてもらうだけで、心が軽くなっているのがわかるはずです。

自分を取り戻す

自分の好きなことを、何でも良いのでしてみましょう。好きな曲を聴いたり、好きな本を読んだり、自分のためにメイクやオシャレをするのも良いでしょう。好きなものを食べたり飲んだりすることも大切です。

育児中は子どもにつきっきりになり、自分のことを後回しにし過ぎ、心が疲弊していきます。精神的な疲れは心からの「SOS」。自分の好きなことをして、自分を取り戻してから、また子どもと向き合っていきましょう。

家事と物を減らす

身体的な疲れに効果的なのが、家事と物を減らすことです。毎日やっている家事の量を減らすことを考えてはどうでしょうか。育児中ですから、まともに家事はできないものです。1日やらないくらいでは汚れないものもありますから、楽な方法を追求しましょう。オモチャやお皿、洋服など、物を減らすことも家事負担を軽減します。

家電を買う

人が足りないなら、機械に頼りましょう。ぜいたくではなく、これからはこの考え方がスタンダードになっていくのではないでしょうか。食洗機、お掃除ロボット、乾燥機能付き洗濯機などありますよね。

高価な品もありますが、天秤にかけられるのは「時間」と「親の心身の余裕」です。家事負担が減った分、子どもと遊べたり、子どもの話を聞いたり、子どもと接するときにイライラしたり怒らなくて済むこともあるでしょう。こうしたことを総合的に考えて、家電の購入を検討してみましょう。

自分と向き合う

育児中子どもにつきっきりになると、自分のことを考える余裕がなくなり、自分を見失いそうになることがあります。しかしこれも、期間限定のことです。

育児に手がかかるのは、主に乳幼児期。子ども1人につき約6年で、それ以降は手も離れ、自分の時間がとれるようになります。子どもは子どもの世界を作り、自分の人生を歩むようになります。同じように、親も自分の人生を歩む必要があります。

子どもは親の背中を見て育つといいますが、子どもに望む人生を、まずは親である自分が生きるように目指してみてはどうでしょうか。仕事でも、趣味でも、自分がやりたいことをどうやるか、今できることは何か、自分の人生を改めて考えてみましょう。

まとめ

行き詰まった時ほど、これらの選択肢をとり、まずは自分を取り戻すことを考えてみてください。そうしてまた子どもと向き合い、疲れたらまた休んで力を蓄え、また子育てをする。自分と子どもの間を行き来するイメージで時間を使い、子育て期間を楽しみましょう。

宮野 茉莉子

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宮野 茉莉子

東京女子大学哲学科を卒業後、野村證券を経て2011年よりライターへ。
主な執筆分野は育児、教育、ライフハック、女性の社会問題、哲学など。
子どもから大人まで「自分の頭で考える」哲学の面白みを伝えるべく執筆中。禅好きの3児の母。