9. 団地の調理スペースを広げる工夫術
団地のキッチンは調理スペースが狭い住居もあります。
料理が好きな方のなかには、スペースを増やしたい方も多いでしょう。
以下、2つの工夫で調理スペースを広げられます。
- キッチンワゴンを使用する
- シンク上にサポート台を設置する
9.1 団地の調理スペースを広げる工夫1:キッチンワゴンを使用する
天板の広いキッチンワゴンをL字型に調理スペースとつなげると、広いスペースを確保できます。
また、キッチンワゴンには小物収納スペースがあります。
調味料などをまとめられるので、収納スペースを増やすためにもおすすめです。
9.2 団地の調理スペースを広げる工夫2:シンク上にサポート台を設置する
シンク上にサポート台を設置すると、水切りしながら調理スペースを広げられます。
サポート台と調理スペースの高さが変わる場合は、作業中にケガしないように注意してください。
10. 簡単な工夫でおしゃれなキッチン空間を作る方法
おしゃれなキッチン空間を作る方法は、以下の通りです。
- インテリアに合わせてカッティングシートを貼る
- キッチン空間の色数を減らす
- 家具・家電は人数に適したサイズにする
それぞれくわしく見ていきましょう。
10.1 インテリアに合わせたカッティングシートを貼る
全部貼り終えました。#diy#キッチン#カッティングシート pic.twitter.com/t2fEOIoNhX
— SAYANO (@sayano_doll) May 13, 2018
収納扉にインテリアに合わせたカッティングシートを貼りましょう。
剥がせるカッティングシートが市販されているので、賃貸の団地でも使用可能です。
インテリア空間に合わせて、木目やカラーを選ぶとおしゃれなキッチン空間を作れます。
10.2 キッチン空間の色数を減らす
キッチン空間の色数は、少なくしましょう。
キッチンは物が増えやすいため、注意して色数を3〜5色にまとめるとスッキリします。
色数が少ない空間はおしゃれで清潔に見えるので、満足感の高いキッチンを作れるでしょう。
10.3 家具・家電は人数に適したサイズにする
キッチンに設置する家具・家電は、人数に適したサイズを選びましょう。
家具・家電が小さくなるとキッチンがスッキリして広く見えます。
50〜60歳代の方は、子どもと一緒に暮らしていたときに購入した大きな冷蔵庫や食器棚のサイズの方がいらっしゃいます。
夫婦で2人暮らしの方や1人暮らしの方は、既存のサイズが必要なのか確認しましょう。
11. 現在の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)
2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が発表されました。
同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。
総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。
空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。
12. まとめ
50〜60歳代の方に向けて、団地のキッチンを工夫する方法を解説しました。
キッチン用品を詰め込まず、使用頻度の高いものを手前に置くなどの収納方法や、キッチンワゴンなどを利用して調理スペースを広げる方法があります。
これらの工夫で素敵なキッチンを作るとともに、家事の時間を短縮して快適な暮らしを手に入れましょう。
参考資料
上永 智史