3. 老後に向けた資産形成のポイント3つ
老後にゆとりある生活を送るためには、次のポイントを踏まえて資産形成を進めましょう。
- 若いうちから有価証券投資を始める
- 自分の状況を踏まえて貯蓄目標を立てる
- 過度に不安視する必要はない
資産形成は、若いうちから始めることで毎月の拠出が少額でもまとまった金額の資産を得られます。
特に投資収益が期待できる有価証券投資は、長期で投資するほどリターンが安定する傾向があり、さらに複利効果も働きます。
若いうちから始めるメリットが、一層大きくなります。
老後の資産形成では、近年「2000万円」が目標とされがちですが、実際のゆとりある老後生活に向けた必要額は、それぞれ異なります。
生活費が高い方や介護費用の確保が必要な方は、目標が高くなります。
逆に現役世代のころに高収入で年金額が平均以上となる方は、必要額が小さくなる可能性もあるでしょう。
自分のライフプランや生活スタイルを踏まえて適切な目標値を設定する必要があります。
最後に、2000万円や2500万円を形成できないことを、過度に不安視する必要はありません。
近年は高齢者雇用も普及しつつあり、65歳以降も働く事は珍しくなくなりました。
65歳以降も収入が継続するうちは、年金+労働収入で家計を維持できるため、必然的に老後に必要な資産額は減少します。
充分な金額の資産形成が難しいという方は、65歳以降も働くという選択肢を取るのが有効な対策のひとつです。
参考資料
太田 彩子