2. 【厚生年金モデル額】会社員の夫とパートの妻はいくらもらえるのか

今回は厚生労働省年金局「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点 ②」を参考に、会社員の夫とパートの妻を想定した年金のモデル受給額の目安を確認しましょう。

2.1 会社員の夫+パートの妻(現役期の報酬・加入状況)=年金額モデル

  •  54.9万円(男性の平均的な収入を1.25倍) + 14.2万円(短時間労働者の平均的な収入)=合計年金額 28万4588円
  • 43.9万円 (男性の平均的な収入) +14.2万円(短時間労働者の平均的な収入 )=合計年金額 26万967円
  • 32.9万円( 男性の平均的な収入を0.75倍)+14.2万円(短時間労働者の平均的な収入 )=合計年金額 23万7346円

※上記は厚生年金に加入しており、数値は平均標準報酬(賞与含む月額換算)。また、令和6年度の水準の年金額。

男性の収入を3パターンにわけ、パートの平均的な年収である14.2万円で計算すると、いずれも夫婦で20万円台となりました。

しかし、上記は厚生年金のモデル年金のため、実際の収入や働き方は変わるのであくまで参考例となるでしょう。

また、年金額は毎年度改定されているため、将来受給する頃には少子高齢化の影響もあり、今よりも年金額が下がる可能性もあります。

では次にもう少し年金額をイメージしやすくするため、月収8万8000円のパートの方を例に増える年金額を見てみましょう。

3. 月収8万8000円のパートなら、20年加入して年金はいくら増える?

厚生労働省「パート・アルバイトのみなさま」を参考に、月収8万8000円のパートだった場合に、年金額がいくら増えるのかを確認します。

厚生年金はいくら増えるか

厚生年金はいくら増えるか

出所:厚生労働省「パート・アルバイトのみなさま」

3.1 加入年数:厚生年金保険料・増える報酬比例部分の年金額目安

  • 1年間加入:月額8100円・月額440円(年額5200円)×終身
  • 10年間加入:月額8100円・月額4400円(年額5万2800円)×終身
  • 20年間加入:月額8100円・月額8900円(年額10万6800円)×終身

パートの月収が月8万8000円だった場合、将来の厚生年金は10年間加入で月4400円・年約5万円、20年間加入で月9000円近く・年約10万円が増えることになります。

厚生年金のポイントは、終身で受給できることです。受給開始から生涯年金を受給できると考えれば、できるだけ将来の公的年金額は増やしておきたいところです。

一方で、元が取れるかというのは個人差が大きいので一概にいえないでしょう。将来、年金水準が変わる可能性もあります。

社会保険に加入すれば、老齢年金だけでなく、障害年金、遺族年金、また健康保険も手厚くはなりますが、家計によってはなやましいご家庭もあると思われます。

では最後に、現代シニアの厚生年金と国民年金の平均月額について、全体・男女別にグラフでも確認しましょう。