3. 都道府県別お金事情:自分は「倹約家」?「マネー知識豊富」?
2023年11月2日~11月10日の9日間にかけて、ソニー生命「生活意識調査2023」が実施されました。回答したのは各都道府県100人ずつ、合計で4700人です。
今回はそのなかから、お金に関する質問と回答をピックアップして紹介します。
3.1 「自分は倹約家だと思う」1位は徳島県!
物価高が厳しくなるなかで「無駄遣いしない」「キャンペーンやタイムセールを活用する」といった倹約を日常生活で心掛けている方も多いでしょう。
「自分は倹約家だと思う」の回答割合が多い都道府県トップ10は、以下のようになりました。
- 1位:徳島県(67%)
- 2位:茨城県(61%)
- 3位:埼玉県、滋賀県(59%)
- 5位:三重県、大阪府(58%)
- 7位:岐阜県、兵庫県、香川県(57%)
- 10位:神奈川県、山口県(55%)
トップ10にランクインした都道府県のうち3つ、関西が占める結果となりました。
日本三大商人に数えられる近江商人や大阪商人の拠点でもあった関西。現代でも「倹約家」が多いのかもしれません。
3.2 「自分はマネー関連の知識が豊富だ」1位は大阪府!
同調査の別質問である「自分はマネー関連の知識が豊富だ」1位には、大阪府がランクイン。
1位:大阪府(24%)
2位:埼玉県(23%)
3位:神奈川県(22%)
4位:山梨県、奈良県(21%)
6位:北海道(20%)
7位:宮城県、京都府(19%)
9位:東京都、福岡県(18%)
トップ10をみると、全国各地の都道府県がバランスよくランクインしていることがわかります。
老後の資産形成が不可欠とされる現代において、知識や最新の情報へのアンテナは高く保っておきたいもの。どこに住んでいても、自分のことを「マネー知識が豊富!」といえるように過ごしていきたいものですね。
4. 京都弁の特徴には、長い歴史に裏付けられたものも含まれていた
おっとりと柔らかい印象を与えるのが特徴の京都弁。大阪弁と比べると話し方がゆっくりしており、会話の内容によっては語尾が変わることもあります。
遠回しな表現を好むのは、長い歴史の中で何度も権力者の交代を経験し、本音と建前を使い分ける習慣がほかの地域より深く根付いたからとも考えられるでしょう。
同じ関西圏でも、大阪弁と京都弁では会話のテンポや使用するフレーズが異なります。そして、そうした生活の小さな違いが県民性にあらわれるのかもしれませんね。
旅行や出張などで関西を訪れたときは、地域ごとの話し方の違いに注目してみてください。
参考資料
花輪 えみ