5月も終わりに近づき、時の流れのはやさを感じます。今年から入学・入社や転職など、新生活を始めた人はなおさらではないでしょうか。
2024年から新NISAがスタートしたことで「投資」をはじめとする資産形成に注目が集まっています。
一方、この春から新生活を始めた方のなかには、出費が多くなるなかで貯金・投資をどうしようか悩まれている人もいることでしょう。
今回は「オカネコ 新生活の支出に関する調査」から、新生活の支出や気になる投資額についてご紹介します。
1. 【最新】全国1000人に「新生活の支出」について調査!
国内最大規模の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営している株式会社400Fは、全国の「オカネコ」ユーザーの男女1022人を対象に「新生活の支出に関する調査」を実施。
この調査からは新生活における支出や家計の実態が明らかになりました。調査概要は以下のとおりです。
- 調査名:オカネコ 新生活の支出に関する調査
- 調査方法:WEBアンケート
- 調査期間:2024年3月29日(金)〜 2024年4月1日(月)
- 回答者:全国の『オカネコ』ユーザー1102人(20歳代以下5.4%、30~39歳14.7%、40~49歳28.5%、50~59歳30.3%、60~69歳15.9%、70歳以上5.3%)
1.1 新生活スタートに伴う支出増加は約8割!「新生活用品の購入費用」が最多
「新生活のスタートに伴い、支出は増加します(しました)か?」という質問には75.8%が「はい」と回答しています。
なにかと出費がかさむこの季節ですが、いったいどの支出が最も多いのでしょうか。
支出の内訳に関する質問・回答をみると、以下の結果となりました。
- 「新生活用品の購入費用(住宅の初期費用(敷金・礼金)・引越し費用を除く、生活用品(家具・家電)の購入費用など)」63.4%
- 「教育費(入学費除く)」36.0%
- 「住宅の初期費用(敷金・礼金)・引越し費用」31.4%
「新生活」と聞くと、入社や異動による新しい住居をイメージする方もいるかもしれません。
その想像と違わず、上位3つのうち2つが住まいに関連していました。引越し費用や家具など、高額な出費につながる機会が多くなるため、こうした結果になったと予想されます。
それでは、次の章から新生活の支出内訳について深堀りしていきましょう。